駐日アイスランド共和国特命全権大使
ハンネス・ヘイミソン
豊かな自然に恵まれた国、アイスランドのアイダーダックという野生のカモは、島の沿岸に生息する地域固有の品種です。これまで何世紀にも渡り、アイダーダックと人間は特別な関係を築いてきました。春になると、巣作りの際に雌のアイダーダックは自分の胸の羽毛をくちばしで巣に敷き詰め卵を産み温めます。
農家の人々はその時期になると、外敵から巣を守るために昼夜パトロールを繰り返します。そして、巣の羽毛がアイダーダックに必要でなくなる頃を見計らい採取します。
このように「羽毛の宝石」と呼ばれるアイダーダウンは、長い時間をかけて培った安全な生息環境と人との信頼関係の元に生まれるのです
私もこの素晴らしいアイダーダウンの極上のぬくもりを、日本の皆様にお届け出切る事を光栄に思います。